当社は、あらゆるニーズに対応できる中子製造企業を目指してきています。その目標を実現するために、積極的に生産拠点の拡充を推進しています。現在では、三つの工場により、大物から小物部品用中子まで、量産から開発試作まで、あらゆる要求に対応できる体制を整えています。
第一工場は、シェルモールド技術を採用した量産型生産ラインにより、2輪・4輪自動車、船外機のエンジン部品、2輪車のフレームをはじめとした大型部品用の中子を生産しています。その工場で生産している部品は、大型であるだけでなく中空構造をはじめとした高度な技術を必要とするものを多く手がけています。難易度が高く、しかも安定した品質で量産する必要がある部品ばかりを生産しています。特にエンジン部品は、近年環境配慮や軽量化、快適性、静粛性などの性能を満たし同時に生産効率化を実現するために、中子にも高水準の性能をもとめられています。そのため、第一工場では、鋳造加工時のガス発生などを削減するための材質の選択から加工精度の高度化など多くの課題をクリアする生産体制を整えています。
床面積1,600平方メートルのシェルモールド法による量産対応の生産拠点。特に、大型部品用中子を生産。
シェルモールド、コールドボックス、ペプセット、すべての技術を駆使し、試作から量産まで柔軟に対応。床面積990平方メートル。
床面積2,310平方メートルという、従来の常識を超えた大規模工場。将来的な増産に対応できるよう耐荷重性の高い2階建てで建築。
第二工場は、ぺプセット法、コールドボックス法と、フラン鋳型や水ガラスなどを使用した特殊な造型法を採用したライン設計を導入しています。通常、中子メーカーは1つの生産技術によりラインを構築する場合が多いのですが、当社ではあらゆるニーズに対応するため考えうるすべての中子製造法を採用し、実際に生産を行っています。こうすることで、最終的に製造する部品・製品の設計意図を満たすために何が必要かを考え、常にベストのソリューションを提供することが可能となっています。そのため第二工場では、開発試作から量産までフレキシブルに対応する多品種少量生産型生産拠点となっています。
そして、第三工場は、一般的には5階建てに相当する工場を2階構造として設計。2階部分は、将来的な増産に対応するために、生産設備を設置できるだけの耐荷重性を持たせています。シェルモールド法の生産設備を配置し、小物・中物の量産中子を生産しています。高精度かつ高品質の製品を安定的に生産できるようにするため、工場内をクリーンに保つ大型換気扇をはじめとして、様々な配慮を施した最先端工場となっています。
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