神奈川県鎌倉市にある高徳院の金剛阿弥陀如来像。「鎌倉大仏」として知られる青銅仏を見るたびに、時を超えて技術者たちの情熱を感じます。最初に造られた木像から造った外型と中型の間に銅を流し込むこと8回。結合部を強化するために「鋳からくり」という当時のハイテク技術を駆使することで、時代を超えて人々に感銘を与え続ける威容は生み出されました。8世紀に作られた世界最大の鋳造品である「奈良の大仏」同様、そこには誰も生み出しえなかった造型を作り出そうとする技術者の挑戦が記録されています。
そして鋳造技術は、今も金属加工の重要技術であり続けています。複雑形状の品物を大量生産しやすいことから、自動車をはじめ様々な機械部品に活用され、テクノロジーの発展と共に急速に高まるニーズをクリアし続けることが要求されています。当社は中子製造を通して、進化を続ける鋳造技術の要請に応え続けていきたいと考えています。かつて歴史的建造物を生み出した技術者たちのように。
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