当社は、量産のための中子生産から開発試作のための中子造型まで、あらゆるニーズに対応しています。それを可能としている秘密は、国内で導入されているあらゆる中子製造技術を駆使できる技術体制にあります。これは、国内の中子製造企業の中でも、極めて希少といえるでしょう。
国内の中子生産の主流である「シェルモールド法」、熱を使わない省エネルギー工法である「コールドボックス法」、そして多品種少量生産に適した「ペプセット法」まで、すべて社内で生産できる体制を構築。お客様が求めている課題をクリアするために、どの工法が最適かを判断し、常にベストの成果を提供できるよう技術を研鑽しています。
乾燥した鋳物砂に熱硬化性フェノール樹脂を被覆したレジンコーテッドサンド(RCS)を250〜300℃に加熱した金型内に吹き込んで中子を製造する技術。表面安定性が高く長期保存が効き、寸法安定性も高く、肌がきれいに鋳造可能などの優れた特性から自動車工業の発展と共に急速に普及し、ほとんどの量産鋳物に取り入れられています。
常温で通ガスにより硬化させて鋳型を造型するプロセスの総称。国内において、アシュランド・イソキュア法を一般にコールドボックス法と呼んでいます。シェルモールド法が熱エネルギーを大量に消費するのに対し、加熱不要で省エネルギーであることから、量産型の鋳型として鉄鋳物だけでなくアルミ鋳物用にも使用されるようになり普及拡大しています。
開発試作のニーズに応える、多品種少量生産に適した造型法です。フェノール系のウレタン硬化を用いた自硬性の造型法で、手込めで砂を詰めてつくり、時間を経過させて固めるという技術です。重要となるのは、木型の精度と砂を均一に詰める技術です。当社では、蓄積した独自のノウハウを駆使。安定した高品質の製品を提供できる体制を整えています。
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